君の肌のない日々が過ぎ

花の香りのない春が過ぎ

ぼんやりと画面を見つめるばかりで時は流れ
今日のシャツに吹き抜けるのは
少しぬるくてたるんだ風

僕らは引き離されることで
繋がっていた
マスクの下で
必要以上に感情を潜めてきた
同じ運命で
括りつけられた人質のように

抱きしめたい
たとえ電話越しでも
触れ合いたい
せめて文字の中でも
こんな回りくどい夜を
僕らはあとどれだけくぐるのだろう