眩しい光が

闇に溶けて

夜全体を

柔らかく包む

 

掴み損ねたと

思っていたものすら

幻だったのだと知る

霧の中で

 

寄り添うように

水は触れ

花々たちは

密やかに潤う

 

絶え間ない流れ

止めどない迷い

霧は閉ざす

切りがない夜を

 

ぼやけてゆく

透き通ってゆく

映さないことさえ

美しい世界で