霧雨眩しい光が 闇に溶けて 夜全体を 柔らかく包む 掴み損ねたと 思っていたものすら 幻だったのだと知る 霧の中で 寄り添うように 水は触れ 花々たちは 密やかに潤う 絶え間ない流れ 止めどない迷い 霧は閉ざす 切りがない夜を ぼやけてゆく 透き通ってゆく 映さないことさえ 美しい世界で