外に出ると

薄らいだ街の境目

午後四時過ぎの空が

もう暮れる気でいる

 

止め時だろうか

やりかけの用事に

まだ余力ある背中に

西陽が差す

 

焦っている間に

呆れている間に

太陽は加速したかのように

落下していく

 

「蛍の光」が

いつ流れてもよさそうな

明かりの中の

商店街

 

毎年のことなのに

未だに慣れない

心よりずっと早く

訪れる夕闇に