闇が最も深まった頃

僕は拝殿の前に立ち

一人心でつぶやいた

 

闇が少し緩んだ頃

寒さは厳しさを増し

無事越えられそうだった夜の

境目をくっきりさせる

 

高台の上に視線を置いて

振る舞われた甘酒を口にして

人々はときおり空を見る

 

今までの一年と

新しい一年を

つなげる願いを

まだ見えかけの太陽に捧ぐ