光へと上る道

闇へと下る道

二つの道は

交わることはないだろう

 

陽当たりのいい部屋と

影に閉ざされた部屋

一つのドアは

お互いの存在を知りながら

開かれることはないだろう

 

けれどそれは吹くだろう

鼻すすった後の風となって

唾吐いた後の風となって

僕らを突然虚しくするだろう

 

光へと上る道

闇へと下る道

二つがもし

ほんの一瞬交じわったとしても

気付く者のないままに

道は続いていくだろう

 

未来へと続く道

過去へと遡る道

二人が振り向いたとき

どんな今があると言えるだろう