誰もいないあそこにも

かつて誰かがいたから

一人が通り過ぎれば

そこからパレードの音が響き出す


堀を泳ぐカルガモ

それを追いかける子ガモたちが

描くパレード


塀の上を走る猫

それを追いかける残像が

導かれるパレード


眼で捉えた一つ一つが

心の中でつながって

僕の中で長いパレードを作る


心の結ぶところ

行列が生まれ

憧れの眼差しの先で

パレードは続いてゆく