誰にあげるつもりなのか

時を重ねるごとに

思い出は増え


誰も知らない道を歩く

こぼれ落ちそうな

土産話を背負って


感動で失った言葉を

取り戻した瞬間に

土産話は産まれてくる


冥土の土産なんて

よく言ったものだ

誰にあげるわけでもない土産話を

人は一生かけて集めている


心を動かした人々や風景を

もうこれ以上持ちきれない

誰か早くもらってよ