あまりにもたくさんの歴史が

見過ごされている


こぼせない幾つもの歴史を

刻み付けて人がすれ違う


歩き続ける

足を止めれば

「なぜ?」の言葉に気付いてしまうから


出口を間違えれば

もう元の自分には

戻れなくなりそうだから


地下道をくぐり終えると

何ごともなかったかのように

今が広がっている