3年生の教室は

春休みが早い


寂しさで賑わっていた

3月の初旬


「卒業おめでとう」の字は消され

将来の夢を書いた紙は剥がされ

今は何もなかったような表情で

冬の日差しを取り込んでいる


3年生と教室の思い出は

黒板の消しきれない白みに

壁の画鋲の刺さった跡に


机の隅の落書きは

新3年生たちの永遠の謎に


扉を開くのが

卒業生か新入生かで

教室は懐かしくも

新しくもなる