夜に解き放たれて

街に乗って人が繰り出す


色を失くした

色気ある時間に


覚束ない足で

引き寄せられるように巡りたい

明かりの下を


人で散らかった

飲み屋の並んだ道を

猫がそっと横切る


明け方には

太陽に告げられる

今日が昨日でないことに


午前2時の

終わりを悟った夜の

苦みが癖になる