太陽に乾いて

一昨日までの通りが蘇り

歩いている恋人たちの

印象もずいぶん変わる


何かしらの勧誘を

遠慮がちに断りつつ

まだ若干窮屈だけど

新しい靴は進む


自動車のエンジン

大学生の笑い声

信号機が奏でるメロディー

埋め尽くされる楽譜の

隙間で鳴らす

命のリズム


人の流れが止んだところで

ようやく足も止まる

見渡す先には

まだ開いたことのない

ドアが幾つも待っている