鳥の声でさえ

突き刺ささってしまいそうなほど

無防備な心で


引きずられないように

遠ざけていた日付に

そっと歩み寄る


あの時流せなかった涙が

不意に体のどこかを

流れ落ちた気がした


差し込んだ光が

奇跡じゃなくていい

ささやかな陽だまりをつくってほしい


芽は春の方へ伸び続ける

切なさと待ち遠しさに

染まる地上へと