切り替えのきかない心にも

日付は変わってゆくから

夜に一杯の酒を挟む


ホテルや居酒屋の光に囲まれ

街の片隅の駐車場で

心細げに車はたたずんでいる


連なるネオンの向こうに

広がる世界に期待して

幾つもの扉は開かれていく


体中の血管に

熱燗のかりそめを巡らせて

明日の自宅への道をたどる