糸くず一つないくらい

綺麗に磨かれた窓の前の座席に

ぎこちなく腰を下ろして

僕ら展示物みたいだ


どれくらいの人が

窓の向こうを横切っただろうか

適切な言葉を

探り当てようとして見つからない

アイスコーヒーをほんの少しずつ減らして

かき混ぜるストローで余白を埋めて

君の不機嫌の

引き際を見計らってる


コップの氷がだいぶ解けてきた

麦茶みたいに薄い味

歩く人の勢いが落ち着いてきた

そろそろお昼の時間だろうか


何故こんなことになったのか

説明しなきゃいけないのに

窓に反射する君にばかり

眼が行っている