ええい言ってしまえと思った時に

君は寝息を立てて寝ている

僕の行く宛のない眼は

壁の白さをひたすらに確かめる

今日はなかったことにした言葉だけど

気持ちまでは消さないように


積み上げられた現実を一つ

また一つと片づけることに追われて

つっかえの取れない胸に

胃薬を放り込んでとぼとぼと歩く

今日は叶えられなかった望みだけど

祈りの灯までは絶やさぬように


耳に入った痛い言葉

目に入れられたかっこ悪い場面

今日は笑って受け流したけれど

心までは濁しはしないように