心もとない夜道を

靴音が奏でる

何かを叫ぶ代わりに

一歩また一歩


心臓がばくばく鳴り響く分

胸のどきどきは収まっていく

ため息は荒い呼吸の中に

冷や汗もおびただしい汗の中に

紛れて流れて


心を寝かしつけた

靴音の響きを

あとどのくらいまで

続けていようか

暗闇は見えないまま

どこまでも広がっている