言い切れないことが増えていけば

黙っている場面も多くなる

気遣いの糸がすれ違うたび

胸は絡まり締め付けられる


風の静まった昼の半ばに

少し重ための雪が落ちる

ため息に逃げられた体には

優しくもある感触


始めは溶けていたはずの雪が

街の上に残り始める

人通りのない道の上に
ためらった言葉の上に