人は巡る

一度きりの人生で

数十回目ばかりの四季を

多いようで少ないような


暮らしの中に横たわっている

幾つもの終わり

僕も例外じゃない


季節がこの地を巡るように

この命も何かを巡っているのだろうか

誰かの前で

咲いたり枯れたりして


春は芽吹き

夏は盛り

秋は暮れ

冬は待つ

死は突然ではない