口にすることも

許されない過去を抱いてから

私の中で時が止まった


書き換えられた歴史を上に

未来へ向かう人々を上に

あなたは何度消されたのだろう


変わりゆく街の中で

奪われた過去だけが

今を生き続ける


いつものように玄関の

扉を開いて旅立ったまま

私の元に戻ってこない物語