君の匂いを

どの消臭剤ならかき消せるだろう

君の味を

どの香辛料が吹き飛ばしてくれるだろう

君の言葉を

どんな映画なら忘れさせてくれるだろう

君のプレゼントを

どこに捨てればリサイクルされず塵にもならず

僕の眼の中に戻ってこないだろう


君の気配がしなさそうな

大通りに出て

君の笑い声が聞こえなさそうな

レストランに入り

君の影が届かないような

裏道をくぐり

ひたすら歩き

君のいないほうへ

遠くへ


君の夢を

どの枕なら見せないでくれる

君の温もりを

どんなプールなら冷ましてくれる

僕はどれくらい

君から離れていけるだろう