今日がまだ恋しくて

線香花火に火をつけた


花火はちりちり光っていた

うっとりとした沈黙に囲まれて


大きな夜に頼りない火花を

じっとそおっと見守っていた


ふっと花火は燃え尽きて

バケツの闇に浮かんで


今日がますます恋しくなったのに

みんなに「バイバイ」を言ってしまった