ラッシュの混雑から

ゆるやかな街並みへ

高校生の自転車が並ぶ

小さな駅を出る


馴染みだったうどん屋を

通り過ぎて行く

出くわした近所のおばさんと

少し話をする


田舎というイメージほど

緑豊かではなく

純朴さもないのに

懐かしい団地


久しぶりに言う「ただいま」

荷物を降ろすと

一気に軽くなる気持ち

白髪以外はあのままの両親


昔の好物を平らげて

昔の友達に電話して

近況と思い出話で夜は更ける


物置にされていたのか

古い電化製品が置かれている

かつての自分の部屋で寝る