森一本の木がある 一本の木がある それが続くことで 一つの森がある どこにも中心はなく どこにも正体はなく 扉もないから 誰でも入れるようになってる 森の深みは 謎の深み どこへも主張しない 生命力の漂い 「ちょっと一息 吸っていきなよ」と 森の声 歩かず疲れてる後姿に 並んだ二つの木の間が 何かの入り口に見えて 好奇心に吸い寄せられた 一人の僕がいる 一つの森に至る