雨降りだなんて

聞いてなかった

束の間逃げ込んだ

閉店中の店の前


雨と距離をとり

騒ぐ胸を静める

水の中を走ってきても

渇いている喉


隣にある自販機で

ジュースを買い

止みそうにない雨を

恨めしく見つめる


行かなきゃいけない

用事があるのだけど

何だか他人事みたいに

時が過ぎていく


思い切ってここから

飛び出しちゃおうか

雨に濡れるのも悪くない

未来さえ知らなければ


髪から水滴を垂らして

僕は雨宿りしている

深い雨の中に

迷い込んだ気分