通学風景を思い出させる

今にも穴が開きそうなすすけた靴

大切な人と過ごした日々に再び連れ出す

アルバムにくっついて離れない写真


物には自分が

乗り移ってしまったから

使い古しても

ボロくなっても

簡単には捨てられない


いつか使う時が来るかもしれないと

また机に仕舞った図工の作品

僕らは物と何度も同窓会をする

全てを過去の形見にして