生まれた時から

僕は契約していた

契約書によると

僕は日本人で

僕はこの家族の一員ということになっていた


物心つかないうちに

僕は誰かを決められていて

曖昧にしか覚えていない法律に従い

買い物の時にはお金を払い

見えない契約に

忠実に生きていた


全てをクーリングオフしたいと

思った時には手遅れで

今ではすっかり契約書が

心に染み付いている僕だ

良くも悪くも