書類に押した印鑑は

裁判ぐらいにしか役立たない

すっと嵌めた指輪に

覚え始めてる違和感

かたちのないものを

形にして見せても

そこにあるのはただの残骸で


心を捕らえるには

不十分だ

どんな約束も

どんな誓いも

抱きしめるそばから

こぼれていく

昨日までは確かだと思ってたのに