言葉が生まれるまで

心は淀みなく流れていた

血液と同じように

言葉は心の過去にすぎない

去り続ける現在を

がんじがらめにするための

さっさと次に向かおうとした心を

生まれたての言葉が呼び止める

「声にしなくていいのですか」