人はこぼしている

抱えきれない時間を

こぼしたくないと

願う間もさらさらと

記憶と名付けた過去

夢と名付けた未来

名付ける暇もなくやってくる現在

その行く末を

見届けることなく

砂時計の器の

上をのぞいても何もない

流れ落ちていく時間の中に

命はあったから