両親に叱られて

みじめに泣きじゃくった日も

思いがけず積もらせた悲しみを

部屋で一気に溢れさせた日も

顔は何度の涙を越えてきたのか

それともまだここにいて

僕の顔の一部になっているのか

幼い頃に付けた切り傷

思春期に潰したにきびの跡

鏡は昨日の自分を映さないが

顔には小さな歴史がある

朝になればいつものように鏡に向かい

わけもなく頬をぱんと叩く