行方君はあの日 妙に大人しく振るまっていた 来るべき時に備えるように ここにない光の方へ ただひたすらに駆けて行く 獣の四本足で 君はあの日から急に 姿を消してしまった 理由さえ闇に葬って 帰る土などない場所で 死体の臭いも残さずに 冷たい夜の道を君は 永久に駆けて行くつもりかい