か細い祖母の手から
注がれた濃い目のカルピスの味と
ぶらさがるように過ごした
緩やかな夏の日の一切れと

僕は生きていくだろう
もう与えられることのない愛からも
何かをもらい続けて

時々思い出したように
コップに注がれるカルピスと氷水は
あの時の配分を再現できない