幾つもの葛藤を
小さな部屋に押し込んで
来たのは嗅ぎ慣れた土の上

突拍子もない風の後で
庭には穏やかさが残された
滑りも伸びやかな鳥の影

時が季節の訪れを
気配で知らせようとしていた
ありとあらゆる命が
生まれたがっていた

春がほどけようとしていた