ついこの前まで
よちよちでしか歩けなかった男の子が
スーツ姿で堂々と

ついさっきまで
だあだあとしか言わなかった女の子が
着物姿でおしゃべり

偶然や必然によってたかって育てられた
最初は小さくか弱い命
今立派に歳月を抱いて
人生の一片を共に過ごした人との
久しぶりの再会を喜びあっている

道端で逢うたびに
「大きくなったわねえ」と言う
近所の人の気持ちが分かる
今日は本当にそうとしか言いようがない
二十年も生きてきた君には