部下Aは、
「わ、わかりました。
 手分けして、持ち帰ります」
 と言った。
 こうして、撤退した部下28名が分担して、【ブラックロ】の遺体と怪物達の遺体、それに別の場所にある【ダークネ】の残骸を回収しだしたのだった。
 そして、通信を受け取った【デスダスト】は、【フライデーズ】の【首領/ジャンキ】と【副首領/トラプ】にこのことを報告した。
 もはや三大幹部の中だけの秘密にしておく事は出来ない。
 【フライデーズ】存亡の危機だからである。
 【ジャンキ】は、
「なんだと?
 女に逃げられ、幹部を二人、失っただと?」
 と言った。
 視線には怒りの炎がともっている。
 【トラプ】も、
「何故、報告をしなかった?
 失態だぞ、これは……」
 と叱咤した。
 【デスダスト】は、
「す、すまねぇ。
 俺達だけで何とかなると思ってた。
 だが、考えが甘かったようだ。
 これはメンツの問題だ。
 俺は【アンデッド軍団】を指揮して、女の奪還と男の始末をしてくる」
 と言った。
 【ジャンキ】は、
「当然だ。
 もし、このことが明るみに出たら、俺達【フライデーズ】はおしまいだ。
 【トラプ】。
 お前もいけ。
 こいつだけでは心もとない。
 他の二人の様に返り討ちに遭うかもしれん」
 と言った。

続きます。