出来ないことに 目をむけるのではなく
できることは何かを 考えるんだ
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先日、私が読者登録をしている
ますこ ゆみさんの記事
「どういう気持ちで、それをいったか。 」
に、心うたれました。
8歳の娘さんが
懸命に世話をしている蚕が死にかかっていて、狼狽している。
生きること、死ぬことの難しいテーマに直面する子供の姿。
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死ぬかも知れないものを前にして、自分のしてあげられることの少なさを知る。
そして数少ない、自分がしてあげられることを、心を込めてする。
それがいかに尊いことか。
親も結局、そうなのだと思う。
子どもにしてあげられることなんて、本当に少ない。
だけど、その数少ないしてあげられることを、惜しみなくする。
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読んでてじんわり涙が込み上げました。
そして、ゆみさんのまとめの言葉にも
ぐっときたわけです。
(ここには書いてないので、是非読みにいって下さいね)
親のつとめってのは・・・
尊くも切ないものですね。
そして結局は
我が子が一人で育っていくその姿を
辛い時も 困難な時も
見守っていかねばならぬ
見守る事しかできぬ
せつなさよ。
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朝、おやつの取り合いで 我が家の兄弟がもめました。
次男が先に食事が終わったので、
ゼリーでも味の違うゼリーを
先に終わった方に選ばせたんです。
そしたら、慌てて長男がやってきて
案の定
次男が選んだ方がいいので 癇癪出し始めます。
いつも、長男が先に食事が終わると
長男が選んでるんですよ。
(二人一緒の味が多いけど、この日はたまたまなかった)
なので今回は珍しく次男が選べたのだけど
長男の待ったがかかる。
横暴です…
長男の言い分としては、
昨日、友達からもらった飴を次男が多くとってしまったから
自分は少なくて泣く泣くがまんした。
なのに今日も自分が我慢するのはおかしい!
ということらしい。
でも、あまりにも昨日は長男がそのことで
公共の場でキレて騒いだので
次男の手から最後の一個を、
お願いしつつ なかば強制的に奪い
長男の口にいれてやったのです。
(確かにそれでも次男の方が多すぎたので)
でも次男は
先に食べ終わったのにゼリーを譲らなきゃいけないのは納得がいかない。
私が仲介役になってるわけだが
なかなか決着がつかず…
どちらかというと 長男の方が身勝手なので
長男を説得する方向で
状況と理屈を話し始めていたら
次男が突然
「いいよ!ぼく お兄ちゃんにあげるっ。はい」といって、掴んでいたゼリーを手渡したのです。
私「え!!??どうして?いいの?」
次男「いいのっ、僕もういい。はいどーぞ!」
と、兄の半泣き半怒りの顔を見て
察して 譲るというのです。
すると今度は長男のプライドも許さないのか
首をフルフルと横にふり、受け取らない

ただ「いい、いらない!」と言い出す始末。
なので私も呆れながら
「お兄ちゃん いらないって。だからやっぱり君がもらいな」
と次男に返そうとすると
これまた次男も しかめ面をして首を縦に振らない

「お兄ちゃんが良いって言ってくれたんだから
もらいなよ!」
と説得するも 引っ込みがつかない次男が拒否し
ほとほと私が困っていると
長男が
「いいから!次男にゆずるからっ
だって…もにょもにょ…」
もにょもにょに耳を近づけて聞くと
「昨日の飴、最後の一個わけてくれたから
だから今日は 俺はいい」
その言葉に私が喜び、次男に伝えると
次男もようやく納得し
決着がついたのでした。
この件で、私が考えさせられたのは
子供がもって生まれた性格、特性の違いってこと。
今回 結局長男は
なんとか自分の気持ちと折り合いを付けてくれたけど
普段はあまりそうもいかなくて
自分が何でも一番得をしなければ気が済まないので
「譲る」ということが滅多にできない。
今まで 何度教えてきても 出来ない物は出来ない。
でも次男はというと違う。
突然気持ちを切り替えて 年下なのに 譲れる。
特に教えてもいないのに。
愕然とするんです、この違いに。
方や、教えても出来ない子、
方や、教えなくても出来る子。
これは親の教育だとかなんだとかの範疇でない
持って生まれた特性で
こうも違うのかと。
こういった彼らの特性は
この先の人生にも 様々な局面で
何らかの影響をもたらすだろう。
あとはもう、彼らが自分たちの人生で
人と関わり
経験をつんで 学び取っていくしか無い。
その子供自身の成長を
信じる強さを持ち合わせていないと
いけないんだなーと。
親は無力だな、と思うのです。
だけれども、
無力だからと嘆くのではなく
子供たちの
出来ないことに 目をむけるのではなく
できることは何かを 考えればいいのだと思う。
長男の出来ないことでなく
とは言え、出来ることを。
彼の出来る事、良いとこ、
そして私がそんな子供たちに 出来る事は何か。
出来ることは 少ないかもしれないけれど
出来ることを していけばいい。
それがどれほど わずかなことだとしても。
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