子ども同士のトラブル

「親」としてどう対処する?

 

 

 学校や教員に対して【信用できない】ためか?

 それとも、子を想う親心】のためか?

 

 ここ最近(少なくても10年前)、子ども同士のトラブルやケンカで、親や親族が出てくることが増えてきたと思います。

 まー、子に無関心な親?よりかは、幾分かマシですが、『市立第三小襲撃事件』のような度を超してしまうのも、どうかと思います。結局のところ、その行動で【わが子がどうなるか?】って考えが大切であり、絶対に抜けてはいけない

 

 確かに、【蛮行】の生命に関わることや、金銭】【】など尊厳に関わることであったのなら、なら怒るべきですし、守る行動です。

 でも、些細なトラブルといいますか、生命や尊厳に関わらないものだと、【今後、子の立場がよくなるか悪くなるか】を、もっと考えてから行動してほしい。もしくは、小学校入学・幼保入園前から、【親が出るべきライン】を考えた方がいいです。

 

 その判断をするためにも、普段から子との会話を大切なわけで。

 ちょっと前なら、「あれ?」「それってどうなの?」って思ったら、担任に相談したり、対応依頼したり、様子観察依頼したりすることが多かったのですが…

 

 

 今月の事例として、

 神戸市東灘区の49歳の女性が、息子同士の下校時のトラブルをきっかけに、相手の父親を包丁で脅し、棒で足を殴るなどの暴行を加えた疑いで逮捕。

 暴行を受けた父親は、下校中に自分の息子が、女性の息子に押されるトラブルがあったため、女性宅を訪問。相手の女性から「殺すぞ!」などと口論の末、包丁を向けられ暴行を受けたとされています。

兵庫県警

 

 この女性が凶器を持ち出した理由や要因が分からないのですが、確かに同級生の男親がいきなり家に来たら怖いでしょうし、高圧的な態度恫喝などがあったら、防衛行動としては…まだ…ギリギリ理解できますが。

 

 正直なところ、子ども同士の些細なトラブルでは、直接親が出ない方がいいです。どうしても、出たい場合は【泥沼化】を覚悟すること、絶対【感情的】にならないこと。

 教員時代、子どものトラブルで親が感情的に出てきたら、十中八九大事になりますし、子ども同士の関係も劣悪になります。しかも、半年から卒業程度の長期化します。絶対に

 

 自分が子ども時分、「子どもの喧嘩に親がしゃしゃり出ない」と、親がよく言ってましたね。

 だからこそ、代わりに出ていくんじゃなくて、「悔しかったけど次はどう対処するか」「どうしたら、嫌な思いせずにすんだ?」など、対処方法を教えてあげたら方がいいと思います。

 

 まー、子どものトラブルを起因とする親同士のやりとりは…本当にお勧めできません。特に、【蛮行】や厄介そうな家庭を相手するときは、弁護士や警察、学校などの第三者に介入してもらう方がいいです。

 

 学校が介入したところで、根本的な解決はできませんし、出来ても【冷静に】話し合いの場を設けるぐらいしかできません。

 

 じゃあ、何で第三者に学校が?と思うでしょう。

 

 両家・両親・親族など、とことん拗れた後、揉めに揉めまくった後に、学校や教員が仲介なんてできないし、どちらかに肩をもつといいますか、判断なんて到底無理。

 そりゃー、親同士のトラブルって、本当にめんどくさいし、関わりたくない。でも、互いに後に引けなくなった状態で巻き込まれるくらいなら、最初から対応している方が何倍もマシ。

 感情のぶつけ合わないよう、穏便に落としどころを探すくらいが学校や教員ができることなわけですからね。  

児童間トラブル