「エンゲル係数」が

39年ぶりの高水準

 

 

「エンゲル係数」とは、支出に占める食費の割合のことで、これが高いと食費以外】に金を使う余裕がないわけで。一昔前の【普通】【一般家庭】といわれていた暮らしが困難になってしまった…ということなんでしょうね。

 

北斗の拳~ミスミ・トヨ | benihaブログ種もみのじいさん【北斗の拳】より

 

具体的に、使い道をみると、「学校や塾にかかる教育関連」が14.0%減「被服・履物」も13.7%の大幅減

 

 ということは、ますます体験【格差学力のが広がり、学校でのトラブルが増加していくでしょうね。だって、食費で精一杯といいますか、カツカツな状態であれば、外食もテーマパークも塾も習い事も…難しい。家族で旅行なんて夢のまた夢。

 まー、私の子どもの時代のように、山に行ったり、友だちと野球やごっこ遊びしたりするなど、金をかけずに遊べればいいのですが、昨今公園も子どもが『自由』に遊べなかったり、変質者や熊さんが出たりする…色々と物騒ですよね。

 親心としては、自分の時みたいに、もしくは他所の家のように、子どもに遊園地や外食などさせたい気持ちも分かるわけで…。

 

 正直、体験【格差に関しては、そこまで心配しなくてもいいです。

 遊園地やテーマパークなんて、『思い出づくり』『他者へのマウント』『きらきらアピール』だけで、そこで得られる体験なんて、金がかかる割に微々たるものだと思います。(子ども社会では重要かもしれませんが…)

 

 それよりも、山や川、公園などで走り回ったり、自然に触れ合ったりする方が余程素晴らしい体験ができますよ。都市部では難しいかもしれませんが、図書館や博物館でもいいです。公共の場では、「静かにする」「本の世界を知る」「芸術作品を観る」、これだけでどれだけの学びがあることか

 加えて、ネットやスマホ、SNSから、時間的・物理的に離れることにも、多少の意味があると思います。だから、体験【格差】という言葉で、一喜一憂といいますか、落ち込む必要はないんですよ。

 

 そんなことで落ち込んでいる暇があるなら、子どもとの時間と対話を大切にしてほしいです。

 

 問題は学力トラブル増です。

 子どもの世界は残酷です。周りとちがう」「周りより劣っている」と判断された瞬間、その子は全員のターゲットにされる。それが【暴行】【金銭的】【性的】になるのか、それとも全員から『無視』されるのか…子どもらは「今日は僕・私が生贄になりませんように」と怯えるわけで。

 【周囲との“していない”差】が怖いから、子は親に「みんな、○○○しているから、僕・私もしたい」となるんですよね。

 

 ご自身が子ども時代に経験ありませんか?

 今は羨ましいだけでなく、その発言の裏には子どもの世界の【生存権(本能)】が働いているんです。でも、食べることで精一杯であればあるほど、その分子どもにかけるお金が減っていく。または、子どものため(塾や習い事、外出)に保護者が働きづめとなり、子どもとの時間が減っていく

 

 そういった家ほど、テーマパークも習い事も服装も十分でない子ほど、【暴行(いじめ)】の標的になっていくでしょうし、これから教育現場では貧困】を理由としてトラブルが増えていく可能性があるでしょう。

はたまた、普通』の子や親を集団で追い詰めていくのか…。

 

 貧しくてもボロを着ていても、【心】まで貧しくならないように、教育現場だけでなく全ての家庭で教育していくしかないと思います。

 …1玉700円の白菜を観ながら思う、今日この頃です。

 

白菜