今回の取りやめに関して、9競技(水泳競技、ハンドボール、体操競技、新体操、相撲、スキー、スケート、アイスホッケー、ソフトボール男子)でしたが、残りの陸上競技(駅伝)、バスケットボール、サッカー、軟式野球、バレーボール、ソフトテニス、卓球、バドミントン、ソフトボール女子、柔道、剣道も、順々に地域移行していき、全中から消えていくでしょう。

 

 野球やサッカーなどの多人数競技は、子どもの数的に消滅必然でしょう。また、柔道や剣道もケガのリスクがあまりにも大きすぎるといいますか、一教員に背負いきれない。このような競技は早急に全中だけでなく、中学校部活からなくしていくべきでしょう。

 

 親や子どもは嘆くかもしれませんが、これまで学校や教員に対して、何から何まで任せきりだけでなく、全責任までも負わせてきた結果だとも考えます。

 だって、素人に毛が生えた程度の人間に、勧誘も指導も任せ、引率もさせ、大会運営すら頼り切りったのです。加えて、トラブルがあれば、「学校が悪い」「教員は何をしていた」と訴えてきたわけで。

 協会も他人事のようにしてきたツケがきたとも…。

 

 スポーツや武道、接触を伴う競技にはケガはつきもの、あって当然と考えた方がいいとすら思います。しかし、現代はそれを許しません。ケガをしたら、大クレームにつながり、暴言のオンパレード!メディアにも取り上げられ、即責任問題にされていくのですから。それによって、本来の業務である教材研究や授業準備に支障をきたすだけでなく、失職、ココロもカラダもコワすわけですから。

 

 確かに、教員にあからさま過失があれば、話は別です。水分を取らさない、殴る、蹴る、過度な叱責…。

 

 そも、ド真剣に練習していれば、大小あれど絶対にケガはします。やはり、ケガの程度が「生命」もしくは「深刻な身体機能の欠損」につながる恐れのある競技は素人にやらせるべきではないと思います。

 善意で、もしくは管理職や先輩に押し付けられた部活で、しかも子どもの小遣い程度の金で、訴えられ、職も家族も未来も夢も潰されるなんて…あまりにもリスクが大きすぎる。

 

 「子どもの未来がー」と眠たいことを言う人もいますが、本当に子どもの未来を考えるのであれば、その道のプロの指導・管理が一番効果的で安全なわけですから。

 訴えてきた人も、これで安心するんじゃないですかね?

 だって、そっちの方が、【安全】ですから。

キリン

ウォーターサーバー Frecious(フレシャス)