7月6日(水) 休日 am3時出発でいざ知床へ!
今回は知床連山の先端側、硫黄山へ登山です!
ヒグマ密集地帯とのこともあり、一人では行くのをためらっていた山ですが
今回は友人2人と計3人で行ってきました!
清々しい朝のカムイワッカ湯の滝へ向かう林道。落石ありました。
通行止め区域の道路通行許可書を出し、硫黄山登山口から出発です!
するといきなり藪からガサゴソっと!クマ!でなくシカでした!
しばらく登ると、旧硫黄採掘場跡地に到着です。石垣が残ってました。
ここに来るまでに大きな岩がゴロゴロありました。
カムイワッカ湯の滝の上流部。気温は暖かいのに凄い湯気が出てます!結構熱そう!
そして目指す山頂も見えました!片道6km弱・・・なかなか遠いです。
その後、新噴火口に到着し、ガスの出てる噴気孔を覗いたりして見つけました!
純度100%と言われる硫黄の結晶!黄色くキラキラしてすごく綺麗でした!
明治22年、23年、昭和10年の噴火の際、溶解硫黄がカムイワッカ川や硫黄沢を流れオホーツク海へ流れ出たそうで、硫黄をたっぷり採掘したそうです。
新噴火口から先は、狭く急なハイマツ帯をひたすら進みます!根っこ出過ぎです!
風も抜けないので暑い!
そしてやっと沢に出ました!雪渓が凄い!そして急勾配!あっ、虹だ!
太陽の周りに虹ができてました!綺麗な自然現象はテンション上がります!
この雪渓の沢もなかなか長い!途中クマの糞もありました!
花も増えてきました!
遅い春がやってきてます!
僕もヒーヒー言いながら登ってます!
振り向けば沢の間から海が見えますが、眺望はほとんどないのでひたすら登ります!
やっと雪渓が終わると今度はザレ場が!硫黄山さんジュワッとダメージを与えてきます。
足場の悪さに、厳しー!って思ってたら、シレトコスミレ発見!
知床半島の固有種で、山の中でも東側のザレ場にのみ生育してるようです!
あとは国後島のちょっと先、択捉島でも確認されてるようです。可愛らしい花でした!
ようやく稜線に出ると荒々しい大地が現れました!
がっつりエグれてました!
なぜこんな荒地に根を下ろしてるのでしょうか?
さぁ、山頂まであとひと息!
ピークは過ぎてる頃ですが、まだ綺麗に瑞々しく咲いてる花がたくさんありました!
荒地を彩る花々。小さいので這いつくばって写真撮ってました!
友達はポケット花図鑑見ながら歩いてました!知床半島の先端が近い!!!
最後、山頂の溶岩ドームの岩登りをクリアし、硫黄山山頂に到着です!
ゆっくり約4時間半かかりました!
けど、頑張った甲斐のある絶景が待ってました!中央のとんがった山が羅臼岳!
羅臼岳方面へ向かう縦走路があります。
知床岳と、海の向こうに国後島が!
国後島が近く大きく見え、爺爺岳1822mがドーンと聳えてました!
カムイワッカ湯の滝が海に流れ、海が白濁してました!強酸性のお湯が流れてます。
山頂で絶景ランチです!ハエが凄かったですけど、風もなく快適でした!
さて、のんびりもしていられません、18時から仕事の人がいるので名残惜しいけど下山です!
ここにも大きな株のシレトコスミレが!
いつか知床連山の縦走をしてまた見に来よう!と決意したのでした!
さぁ、また長い道のりです!
斜度があるのでズズズズズっと降りてみた!ら!
滑り落ちた!いや、尻滑り!僕もそのまま尻滑り!爽快でしたー!
行きはシマリスが出てきてくれ、帰りはカナヘビがお見送りしてくれました!
ヒグマにも会わず、3時間半後、無事下山。
朝3:00出発、6:45登山開始 11:30登頂 15:30下山 18:45北見着
なかなか骨のある企画でした!