「宇宙10進法」7号
2024年7月7日
6は「調和」を表す。
5番の「変化作用」により、生命体は次の6番の「調和」の段階へ進みます。
なぜ6が「調和」を表わすのか。
それは、生命体にとって重要なものが「6角形」を形成するからです。
遺伝子の「塩基」が6角形
まず遺伝子の「塩基」が6角形です。
もっと正確に言うと、糖が5角形であるから、6角形と5角形の組み合わせが遺伝子の形です。
炭素Cが、6角形!
次に蛋白質の主元素である、炭素Cが、6角形。
この炭素の原子番号が6番です。
原子番号6ということは、原子核の中に6個の陽子があり、その周りを6個の電子が回っていることを表わしています。
生命体は有機体です。
有機体は,炭素の化合物です。ゆえに生命体の中心にくるものは炭素です。この炭素の構造が6角形ということです。
水も「6角形」です!
生命体にとって最も重要な物質が水です。この水がこれ又、6角形です。
ちなみに腎の成数は、6となっています。
腎は水を司るからです。2000年以上前の『黄帝内径』(こうていだいけい)と、現代科学が一致しています。
『黄帝内径』では、宇宙の事を「6合(りくごう)」と言います。
宇宙の大構造も「6角形」!
そして、現代の宇宙学は、宇宙の大構造が「6角形」を構成する事を解明しています。
つまり、宇宙には無数の銀河が存在しているが、この銀河の集まりや連なりが、まさしく六角形に規則的に構成されているのです。これを宇宙の大構造(グレートウオール)と言います。
そして、宇宙の事を英語では「コスモス」と呼びます。
コスモスとは「調和」と言う意味です。
以上の如く、「6」と言う数字は、「調和」を意味します。
なぜ生命体は、6角形を好むのか。
それは生命の基本数が3であり、3の陰陽で6となるからです。
経絡がなぜ6陰6陽なのか。
6陰6陽でないと「調和安定」が取れないからです。
ここに5行論に、さらに心包経と三焦経を追加し、6陰6陽にした意味があります。古人のなかなかの卓見です。
ここで、心包経が「副交感神経」、三焦経が「交感神経」を表わします。つまり、内臓を「調和」させる作用が「自律神経」の働きであるということです。
ダイヤモンドや備長炭も6角形!
6角形を作るものに、ダイヤモンドや備長炭などがあります。これらはすべて「炭素」から成っており、炭素は6角形だからです。
これらのものは生命エネルギーを活性化する作用があると言われます。なぜなら、生命の6角形と「共振」するからです。
以上の如く、6は「調和」を表わします。
また,自然界では、物が集合する場合、最高密度の状態で結合する形が、6角形です。
水の上での泡構造、ハチの巣の6角形構造、亀の甲羅模様6角形などがその例です。
「重力+多数」が「6角形」を作る!
宇宙には重力が存在するために、円が物質の基本形となります。
この円物質が多数集まり、集合すると、6角形構造となるのです。
つまり、最も安定する構造が6角形ということです。
このように、6は「調和」を表わすのです。
次回へ。