新「神の設計図」 16号
2022年11月3日
〔本質考察16〕
l 宇宙の「根源」とは「光」の「振動」である。
l 光の「振動」が「超ひも」を作り、「超ひも」の振動が、この世の「森羅万象」を作っている。
l 振動とは、山と谷、電場と磁場の「繰り返し現象」であり、「循環」である。
l その「循環」を表した公式が、E=mc2。
なぜ地球に「知的生命体」が誕生したのでしょうか。
これは哲学上の問題になりますが、人間誰しも一度は考える人生の難問であり、物理学者も真剣に考えているテーマのようです。
今まで考察してきたように、宇宙の意志は、「有限なもの」と「無限なもの」という相反する2つのエネルギーを使って、「生命体」を誕生させ、存続させ、進化をさせていく、というものです。
つまり、「有限」で限りある「生命」や「物質」を作り出すために、「無限」で「永遠」である「光」というものを、設定しているようです。
その意味はこうです。
「無限永遠」である「光エネルギー」から、「有限」な「生命・物質」を作りだし、その生命・物質を、ある一定期間存続させ、耐用年数が来たら、また「光エネルギー」へ還元させる。
還元された「光エネルギー」から、また次なる生命、物質を作り出し、進化をさせて、変化した環境の中でも、生き抜くだけのたくましい生命体を作り出していく。
E=mc2は、宇宙の永遠なる「循環の法則」を示しています!
このような「無限」な光エネルギーと、「有限」な生命エネルギーを、繰り返し、繰り返し、循環させ、宇宙生命体は、どこまでも進化を続けていく。
このような宇宙の壮大な「進化の仕組み」を運営していくものが、E=mc2という公式と思われます。
すなわち、「エネルギーと質量は等価である」という「等価の原理」です。その先にある宇宙の意志は、生命の「永遠なる進化」というものと思います。
今の宇宙は、50回目の宇宙!
21世紀の「超ひも理論」によると、今の宇宙は、50回目の宇宙であるという驚きの仮説を導き出しています。
その仕組みは、2つの宇宙が「ペアー」になっており、そのペアー宇宙が一定の時が来て、衝突することによって、また新しい宇宙が誕生する。
その衝突がインフレーションであり、ビッグバンであるというものです。そのような「消滅」と「再生」を、宇宙は延々と繰り返していきながら、宇宙はそのたびに新たな進化を繰り返し、生命の永遠性をつないでいく、というものです。
こういうはるか未来の大宇宙のことは、なかなか考えられないと思いますが、あまりにも壮大すぎる宇宙のロマン、と言えるかも知れません。
ただ、このシリーズで述べている「陰陽同時存在の原理」「進化の原理」、「循環の原理」そして「光の永遠性」、「エネルギー不滅の法則」「情報不滅の法則」というものから解いていくと、その仕組みもうなづけるものがあります。
宇宙は「シンプル」なり!
宇宙の根源は何か。
森羅万象の根源は何か。
生命の根源は何か。
21世紀、「神の数式」に最も近いと評価されている「超ひも理論」が解き明かしたその答えとは、すべての根源は「超ひも」の奏でる「振動」であると言うことです。
カラビ・ヤウ6次元空間に棲む「「超ひも」が織り成す「振動」が、素粒子を生み、「4つの力」を生み、原子を作り、物質を作り、たくさんの星星を作り、40億年前に、遂には地球に生命を誕生させ、あなたをそして私を、この世に誕生させたのです。
21世紀の地球上には、無数とも思える生命体が満ち溢れています。人体に棲んでいる腸内細菌の数は、40~100兆個という膨大な数と言われています。
ホモ・サピエンスの人類も、77億人を突破しています。人間の顔、体、体質、考え、価値観は1人1人皆違いますが、それらの違いを作り出しているのが、「超ひも」の「振動数」の違いだと言うのです。
単なる振動数という「量」の違いが、個性を作り、考え方の違いを、作り出しているという訳です。
これほどに単純明快な理論が、宇宙のあらゆる疑問を解明する強力な武器となる、と期待されています。
21世紀の多くの天才理論物理学者たちが、難解で高度な数学を駆使して、アインシュタインでさえ為し得なかった究極理論に、到達しようとしています。
もしこの「超ひも理論」が本物であったとしたら、宇宙とはなんとシンプルそのものであることか。
同時に「振動」というたった1つのことから、宇宙のすべてを作り出すその宇宙の妙技に、ただただ感動を覚えます。
アインシュタインは、「宇宙は不思議に満ちている。不思議に満ちているこの宇宙を、人間の脳はなぜか理解することが出来る。そのことがもっと不思議なことだ」と言う言葉を残しています。
アインシュタインが、中学校で習う「ピタゴラスの定理」という単純な定理を使ってE=mc2という宇宙の秘密、光の秘密を発見したことは、非常な驚きです。
その驚きには、アインシュタインの天才性に対する驚きと、宇宙の原理が非常にシンプルであった、という2つの驚きがあります。
次回の17号へ。