新「神の設計図」 10号

 

 

202210月21日

 

 

〔本質考察10〕

 

宇宙即対称性:宇宙は「対称性の原理」で運営されている。

 

  • 対称性の原理とは「相反する2要素」の「同時存在」。
  • 「前世」と「今世」、「無限性」と「有限性」、「対発生」と「対消滅」、「消滅」と「再生」、「粒子」と「反粒子」、「粒子性」と「波動性」。
  • 「相反する2要素」の「同時存在」が、宇宙の「循環力」を作る。
  • 宇宙は「らせん回転」している。その理由は、「永遠なる宇宙」を創るためである。

 

 

 

宇宙にも「前世」があった!

 

 

 

 いままでの宇宙論は、宇宙は「真空のゆらぎ」から始まった、と言うのが多数説でした。

 真空では、「粒子」と「反粒子」「対」になって生まれ(対発生)、対になって消える(対消滅)。その時に光が発生する。

 

 真空では、そういう「対発生」と「対消滅」を100億分の1秒の間隔で繰り返し、光を発生させている。

 

 そういう「真空の仕組み」が、138億年前に、光の爆発「ビッグバン」を発生させ、今の宇宙の「誕生」となった、と言うシナリオです。

 

 ところが、最先端の「超ひも理論」によると、今の宇宙が始まる前にも、前世の「別の宇宙」があった。

 

 その前世の宇宙は、2つのペアー宇宙であり、その2つのペアー宇宙の衝突が、「ビッグン」という現象であった、というものです。

 

 さらに、この最先端の「超ひも理論」によると、今でも大宇宙のどこかで10の500乗 の世界が生まれていると言うことです

 

 10の500乗の数とは、一体どれくらいの数なのか、想像を絶する数です。宇宙とは、かくも壮大で、神秘そのものと言えます。

 

 

 

大宇宙は「消滅」と「再生」を繰り返し、壮大なる「循環」を繰り返している!(超ひも理論)

 

 

 

 以上の最先端の「超ひも理論」の主張を考察していくと、次のようなストーリーも想像出来ます。

 

 すなわち、前世からの2つの宇宙の衝突によって、つまり、ビッグバンによって、今の宇宙が生まれた。

 

 その2つの宇宙は、ペアー宇宙となって、お互いに影響しながら、膨張を続け、いずれの日か、また衝突する

 

 それが再度のビッグバンとなって、次の2つの宇宙を作り出し、膨張を続け、生命を誕生させ、進化成長を続けていく

 

 このように大宇宙は、「消滅」と「再生」を繰り返し、壮大な循環繰り返し、生命はさらなる「進化」を遂げていく、と言うストーリーです。

 

 

 宇宙の仕組みは、このようにすべてを「相反する2つ」のもで、作り出し、エネルギー保存、不滅のもとで、すべてを循環させ、進化成長させていくようです。

 

 そういう「創造」と「破壊」という相反する2つのサイクルを繰り返し、宇宙は、「有限性」と「無限性」という2つの相反するものを作りだし、果てしない「進化」を続けていく、と考えることも出来ます。

 

 

 その「物質」と「エネルギー」の循環を示しているのが、アインシュタインの E=mc2 と言う式です。 

 

 E=mc2 と言う式によって、宇宙の「物質」と「エネルギー」は、永遠に消滅することなく、循環を繰り返していきます。 

 

   そこでは「エネルギー」の不変性、永遠性というものがあります。

 

 同時に、宇宙や生命の「情報」の永遠性が、根底にあります。形の無い「エネルギー」と「情報」が持っている「無限性」が、形のある「物質」と「生命」の「有限性」を、作り出しています。

 

 すなわち、形ある「有限性」は、形無き「無限性」があるからこそ、生まれてくると言えます。

 

 

 

「魂」は、永遠不滅か?

 

 

 

 以上のような有限性と無限性の関係は、コインの表と裏の関係と、全く同じです。すなわち、両方が必ずセット になっているということです。

 

   このことから生命の「有限性」は、魂の「永遠性」から生まれてくると考えることも出来ます。

 

 魂の本質は「情報」というものであり、情報は、エネルギーと同じく「不滅」と考えられています。

 

 現代物理学は、「エネルギー保存則」というものを確立しています。「保存」されるとは、それらが「永遠だ」と言うことです。つまり、「不滅」だと言うことです。

 

 この「超ひも理論」が教えることは、すべては「循環する」と言うことです。つまり、宇宙とは、「消滅」と「再生」を繰り返し、繰り返し、永遠に「循環するもの」だということです。

 

 その「循環」の仕組みは、「振動」です。

輪ゴム状の「ひも」が「振動」し、その振動が、電磁気力によって、「回転」を作ります。

 

   つまり、電磁気力は、「電気振動」と「磁気振動」が、直角(90度)に交差しているために、そこに「回転性」がうまれます。

 

    そこへ「重力」が加わると、その回転性は「らせん回転」となります。するとそこに「メビウスの輪」が出来ます。

 

 

 

「メビウスの輪」とは、表が裏となり、裏が表となる、という「循環」を、「永遠」に繰り返していく構造体です。

 

 

 

 人間の体の筋肉、神経線維、血管、遺伝子などは、なぜらせん回転しているのか。

 

    台風や銀河系が、なぜ「らせん」を描いているのか。ハチが花蜜を目指して降りてくる時に、なぜ、螺旋を描くのか。ひまわりの種の配置が、なぜ、螺旋なのか。

 

 それらの理由は、原子を構成する「電子」「らせん運動」にありそうです。そして電子が、螺旋運動をする理由は、「超ひも」が振動し、螺旋運動をしていることにあると思えます。

 

 なぜ「らせん回転」なのか。その理由は、「永遠なる宇宙」を創るためと思われます。

 

 

この世の森羅万象は、たった1本の「超ひも」の「振動数」のみで、説明出来ます!

 

 

 繰り返しますが、この世の根源は、たった1本のひもの「振動」から出てきます。

 

    つまり、この世のすべては、たった1本のゴム輪の形をした「超ひもの振動現象」で説明出来る、と言うことです。

 

 3つの素粒子の違い、宇宙の基本的な「4つの力」も、ひもの振動パターンで説明できることになります。

 

 このことは宇宙のすべての物質やエネルギーなどの現象や存は、すべてが「超ひも」「振動」現象であると言うことを意味しています。

 

 自然界に存在する原子番号1番の水素から、92番目のウランの性質の違いは、一体どこからもたらされているのか。

 

物質を作る12種類の「素粒子」の違いは、何が原因なのか。

 

電磁気や重力を生み出す宇宙の「4つの力」の違いは、何なのか。

 

地球上に存在している77億人の人間は、なぜ1人1人、形や考えが違うのか。

 

 このような疑問の答えが、たった1本のひもの「振動数」の違い(量的違い)のみから、説明できることになる訳です

 

 宇宙はシンプルである!

アインシュタインのこの「信念」と、「超ひも理論」の導き出した「結論」が、見事に一致していることに、感動を覚えます。

 

次回の11号へ。