(しあわ)真言(しんごん)〕1号    

 

2021年4月24日

 

 

 

その若き修行僧は、来る日も来る日も、

ある1つのことを、考え続けてきた

 

ある日、その若き修行僧は、老師に尋ねた。

 

「何年間も考えて、般若心経に言う(くう)の大事さが少し分かってきました。

(くう)の秘密を解くことが、人が幸せになる道へ1歩近づくのではないのか、と思えてきたのです。

お師匠様!どうか(くう)真髄(しんずい)をお教え下さい。

 

師匠は、その若き修行僧に、「(くう)真髄(しんずい)を伝授し、その後、あの世へ旅立った

 

残されたその若き修行僧は、それからも瞑想を続けること
20。遂に、それを 私説「般若心経」としてまとめてみた。

 

 

 

私説(しせつ)般若心経(はんにゃしんぎょう)

 

 

(くう)とは、宇宙(うちゅう)意志(いし)」のこと!

 

 

(さと)りの境地(きょうち)自由自在(じゆうじざい)の境地融通(ゆうずう)無碍(むげ)の境地

本当の幸せの境地、へ至るには、次の事を知る事です。

 

すなわち、すべては(くう)である。

「諸法空相」(しょほうくうそう)。

このことを、本当に知る事です。

(くう)とは、宇宙(うちゅう)意志(いし)のことです。

「宇宙の法則」のことです。

 

 

 

「宇宙の意志」とは、 

進化・向上させる意志」です!

 

 

 

「宇宙の意志」とは、 

すべてを「進化・向上させる意志」です。

 

すべてを「進化・向上」させるために、

プラス」と「マイナス」という

2つ」の「相反するエネルギー」を使い、

これを「調和」させ、「循環」させていくというものです。

 

この世の森羅万象は、すべてこの「宇宙の意志」の現れです。

だから、この世に現れてくる現象、存在には、

本来は、苦もなければ、悪もない

 

 

 

自分の解釈が「()」を生む!

 

 

現象そのものは、中性であり、無色です。

自分の解釈が、「苦」を生むのです

 

すべての「現象・存在」そのものは、自分を「進化させるため」にあります。

心配、不安、逆況、病気、苦しみ、辛い事

の奥底には、「気づき」と、

自分自身を「進化・向上」させるものが、潜んでいるのです。

 

それらのマイナス現象を、「試練だ」と思うことです。

その「進化・向上」のスイッチを、ONさせるためには、修行だと思うことです。

 

 

これもまた「()し」と思う!

 

 

「大変なこと」や「嫌なこと」に対し、

「まー、いいか」

「乗り越えてみよう」

と、思うことです。

 

「これもまた良しとしよう」

と、「肯定」してみることです。

いったん「受け入れて」みることです。

 

 

 

悩みを「目標化」する!

 

 

 

その上で、その嫌なことを、解決すべき「目標」にすることです。つまり、悩みがあれば、それを即、

解決すべき「目標」にしていく事です。

悩みを、悩みのままにしておくと、

思考は、どんどんマイナス方向へ、行ってしまいます

 

しかし、悩みを、「目標化」していけば、

そこに次の思索、行動が、生まれてくるのです。

 

悩みを解決するために

自分は今何をなすべきかが

分かってくるのです。

するとそこに希望が、生まれて来ます。

前進が、生まれて来ます。

 

次回へ。