1978年2ndアルバム『ディス・イヤーズ・モデル』リリース。
この中で、コステロは60年代のバンドたちからの影響を取り入れている。
「僕らは自分たちがヨソから色んなものを盗んできたって事実を隠そうとした事はなかったよ。凄く意識的にやることもあれば、時には僕だけが確信犯で、ただバンドの他のメンバーには言わずにやってしまうこともあった。」
このアルバムを聴いてみると、確かにビートルズ、ヴァン・モリスン、ザ・バンドなどを思わせるメロディが多くある。

「僕は13の時には、スモール・フェイセズのレコードは全部、裏も表も知り尽くしてたけど、そこで学んだことを使いこなすだけの才能や教養が身についたのは、ようやく23になってからだったよ。

そのセカンドには様々な形でファッション業界を糾弾するような曲が幾つも収められていた。それにさらに輪をかけているのが次の3rdアルバム『アームド・フォーシズ』だ。

「僕は、何かを一目見て面白いと思っても、その意味をじっくり考えるようなことはしないんだよ。コーンフレークを一箱買ったら、食うのはコーンフレークのほうで、箱のほうじゃないだろ。食べてる最中に箱を眺めたりすることはあるだろうけどさ。レコードだってそれと同じだよ。みんなの目を引くことが僕らの狙いなんだ。『ディス・イヤーズ・モデル』のカヴァーを見た人が、『何で勝手にこのデザインを使ってるんだ?』って思うんだよ。実は初回プレスの時にはまだ承諾を得てなかったんだ。つまり、みんなにその質問をして欲しかったからさ。その質問が出来るってことは、その人たちは僕らのアルバム・スリーヴの前で、他のものよりほんの少し長く立ち止まってたってことだからさ。
『アームド・フォーシズ』のスリーヴは凄く手が掛かってるんだ。僕は今でもあのカヴァーが大好きだし、凄く笑えると思う。僕らはあれを可能な限り、非現実的かつ不快なもにしたかったんだ。あれは決して永久に潰すことを前提に作ったものじゃなかったから、今頃になって※リイシューされることになったのは何とも皮肉なもんだ。

※リイシュー…ここでは再発盤のことをいっている。(パッケージが変更されたことについて)






つづく