野草茶を毎朝飲むのが最近の楽しみになってきました。
野草を生活の中に取り入れ始めた方が増えているように思います。
価値観が変化しつつあり、本当に豊かな生活とは何か?
と、考える方が増え、自然回帰が起こっているのかも。
私の意識が今、少しそこに向き始めただけで前からきっとそこにあったのでしょう。
先日、お友達が主催された野草茶のワークショップに参加させて頂きました。
講師をされたのは、「美し山の草木舎」さんのお二方で京都の美山で活動されています。
美山の豊かな自然。
その中には人の心身を癒し病気を治してきた植物があり、それを活用する知恵が受け継がれているのですね。
最初に会場に入った時に、大きなビニール袋に入った沢山の種類の野草に驚きました。
下の写真はその極一部です。
名前を聞いたことはあるけれど、初めて見る野草も沢山あります。
講師の方のお話を聞くと、本当に手間暇がかかっています。
ます野草を採取。
裏表丁寧に葉を調べて虫やその卵を取り除く。
洗って、干して、完全に乾燥させる。
植物の知識があり、採取時期や使用部位、効能などが解っていなければできません。
薬草となる植物に、形の似た毒草もあるのですから。
沢山の大切な知識を地元のお婆ちゃんから教えていただいたそうです。
驚いたことには、300種類ほどの野草の、植物名・科名・生薬名・薬効・形態や開花時期、収穫時期までを記載した一覧表をワークショップの資料として頂きました。
これはものすごく価値のあるのもです。大切にさせて頂きます。
参加者の体調に合わせて野草を選んでくださいました。
体が冷えるんです・・・。
睡眠が浅い、寝付けない。
お肌が荒れる・・・etc
そして、沢山の野草を新聞紙の上に広げて・・・ハサミでチョキチョキします。⇓
細かく切れたら、お鍋に入れて焙じます。
ゆっくりと。焦げつかないように。
少し煙がでて、香りが広がってきます。
参加者は4人ずつ3つのグループに分かれ、それぞれ違う数種類の野草を焙じているので、香りが混じりあってきました。
この香りを聞いているだけで、体が喜んでいます。
焙じ終わったら、熱が取れた後に袋詰めをしました。