6月21日15時41分、蟹座の0度台で新月・日食となります。
アフリカからアジアにかけて、一部地域では金環日食がみられ、日本では部分日食がみられるようです。
その直前の6時44分ごろには、太陽が蟹座の0度に到達する夏至。
6月6日の月食から始まり1ヶ月続く今回の食の影響は、次の食の季節まで、約半年続くのですが、今回の日食は夏至の日も重なります。
夏至と日食が重なるのは非常に稀なことで、明確な変化のタイミングとなりそうです。
6月6日 射手座・月食
6月21日 蟹座・日食
7月5日 山羊座・月食
魂の扉が開き、そこに新たな道がつながっている感じ。
目に見えないけれど、人によっては意識の次元が変わるのだと思います。
コロナウイルスの影響も相まって、揺さぶられている既存の社会的価値観や、その源である個人の価値観や信念体系が変わる時。
今はその入り口に立っている感じです。
月は赤緯23,33にありアウトオブバウンズの非常にパワフルな新月です。
また、月にとって蟹座は本来の星座ですから気持ちよく力を発揮できます。
個人の出生チャートにおいて、蟹座をはじめ活動サインの初期度数、0度~5度ぐらいまでの間に太陽、月、水星、金星、火星などの個人天体がある方は、特に今回の新月・日食の影響を受けると思います。
また、新月が自分の出生チャートの天体とアスペクトを取っているか、どのハウスで新月が起こるか?を確認すると、自分が受けとる影響の大きさや傾向を読み取とることができるでしょう。
受ける影響は、最初はもしかしたらネガティブな形となって意識されるかもしれませんが、大きな流れでみれば、本来向かうべき方向に向けての軌道修正となりますから、現実的な対応は必要であったとしても、安心していれば良いと思います。
新月図
コロナウイルス感染拡大で今後も落ち込む気配の経済、国の財政、財源、国土や国家に対し意識が向いています。経済的な損失に関しては、国家も経済界も当然ながら大きな打撃をこうむっているのは当然で、それが更に明確になってきます。改革を迫られるが、方針は茫洋として捉えどころがないように映り、苛立ちがつのってくるでしょう。
日本が先進国だという幻想が打ち砕かれ、これは単に政府与党だけではなくそれを選んだ私達の意識の反映だという、理解を迫られている。①
通奏低音として流れているのは、今回その脆弱さが露呈した、情報通信などの社会システムで、学校教育を含め、インフラを再構築していかなかればという思いがあり実現に向けて動き始めます。②④
現在逆行中の土星は、7月2日に水瓶座から再び山羊座に入り、9月22日に順行に転じたのち、12月17日に再び水瓶座に入ります。その後、12月22日は水瓶座の0度台で木星・土星が重なるグレートコンジャンクションが起こります。
ウイルスの第2波がどうなるか?危機に対応しうる社会システムへ移行するための道筋がこの間に見え、軌道に乗ることを願っています。
仕事、働き方に関しても、自粛が解除されたからといって、単純にこれまでのやり方に戻るのではなく、情報ネットワークを充実させたリモートワーク等で、組織との繋がりを保ちながらも仕事の成果を出し、感染の第2波に備えていこうとする意識の変化があります。⑥
但し、逆行中の天体が多く、社会システムも働き方や個人の意識も変化はするものの、一筋縄ではいかないようです。
こんな緊張感のある時期ですが、個人としては、蟹座新月らしい一体感、家族や深くつながれるような交流を大切に、心の奥深くの未知の扉が開くのを怖がらずに、焦らずゆったりと楽しんでいきましょう。①⑤
日本国内の移動制限も解除された今、堅実に近場の旅や、交友関係を楽しんでみましょう!②③
注意すべきポイントとしては、先述のようにこの時期逆行している天体が多い事です。
現在逆行しているのは、水星、金星、木星、土星、冥王星、海王星(23日~)です。
物事が停滞しやすいですから、焦らずに、着実に、穏やかに。
また、今までの行動を、振り返って見直すことをお勧めします。
例えば、水星逆行を建設的に使うならば、仕事のやり方を見直して再構築する。コミュニケーションの見直しなど。
水星逆行中は、大事な契約締結をすべきでないというのは、占星術上のセオリーとなっています。
金星ならば交友関係や美に関することなど。
金星逆行中に、新しい美容院に行ったり高価なお洋服やアクセサリーを買うのは避けた方が無難です。あとから後悔するかも。
しばらく連絡を取っていない大切なお友達と再会するには良いタイミングです。
但し、水星逆行は年に3回ほど起こりますので、その時期に世界がビジネスをストップさせるわけにはいきませんが、特に今は逆行天体も多いため、大きなカケにでるようなことは避けた方が無難でしょう。
天体配置
①新月蟹座は8ハウスに在泊。ノースノードと合。
4ハウス、魚座火星とスクエア(90度)。火星と海王星は合。
②山羊座の冥王星・木星は合(0度)で3ハウスに在泊。水瓶座の土星も3ハウス在泊。
③3ハウス・土星と7ハウス・金星はトライン(120度。)
④アセンダントは蠍座の19度台、ルーラーの山羊座・冥王星は3ハウスに在泊、木星とタイトな合。サブルーラーの火星は4ハウスに在泊し、小三角形を形成。
⑤8ハウス・水星と4ハウス・海王星がトライン(120度)。
⑥牡牛座の天王星が6ハウスに在泊、8ハウス水星とセクスタイル(60度)
6月21日・夏至図
感染の第2波はやはり起こりそうで、健康に関する事や働くことは重要なテーマとなりそうですが、コントロールできる範囲です。
(ディセンダント上に木星・冥王星の合、土星が合。木星・冥王星は6ハウス側にあり、火星・海王星と60度。)
国民のフラストレーションが溜り、政府批判や改革の動きに結びつきそうです。
ノードが重なることから国民感情を巻き込みます。都知事選はどうなるのか?ニュースを賑わしそうです。
(アセンダントは蟹座にありルーラーの月は双子座・11ハウスで、MCルーラーの火星とタイトなスクエア。10ハウスに天王星が在泊し水星と60度。MCにキロンが合。)
12ハウスに太陽と水星が入り、秋分の日あたりまでは外にでることはまだあまり活発ではなさそうです。在宅ワークや、家の中で楽しみを見つけたりという傾向は当面続きそうですね。
楽観的な先行きが見えないのですが、
状況は必ず変化し、一定ではありません。
諸行無常です。
芽吹きも、開花も、結実も、枯れゆくことも、
宇宙の営みになかでの価値は同じ。
ただそれがあるだけで、価値という言葉は適切ではないのかもしれません。