エクセル散布図でアイソメトリックを作成しました。
VGRラックの歯形創成のアイソメ図です。
※(VGR~バリアブルギヤレシオ、又はバリアブルラックギアなどと言います)
自動車のステアリング(舵取り装置)のラック&ピニオンとして使用されます。
歯すじ方向(長手方向)は圧縮してデフォルメして表現しています。
この歯車は1971年にアーストラリアのアーサー・E・ビショップ博士が考案した可変ギヤ式のラックで、最近ではレクサスNXにも搭載されています。
山形大学や東京工業大学の研究テーマにもなっています。
以前勤めていた会社で2002年頃に検討していましたが、2005年に退社したのでこの歯車の検討は頓挫していました。
エクセルで作った原案を会社のサーバーに置いてきましたが、一向に量産されないので誰もわからないかも知れません。
この歯車のアルゴリズムは一般に非公開なのでこのアイソメ図がアーサー・E・ビショップ博士が考案した製法と同一のものかはわかりませんが、エクセルのグラフで表現できる、と言うことはまず間違いなく現実に歯形の創成は可能であると考えることが出来ます。
👆上の画像を上下反転させて二つ並べてみました。👇
理屈上は左図が歯車の歯形(谷)、右図が金型(山)になります。
歯形は金型から転写されるので同じ形状で創成することが可能です。
下からの視線で見ると錯覚で谷と山が逆になって左図が山、右図が谷に見えてきます。
ずっと見ていると目がおかしくなってどっちが山でどっちが谷かわからなくなりますよ(^^)