3月に入ってもうすぐ啓蟄(けいちつ)。
今シーズン厳しかった日本の寒さもだいぶ和らいで来ているみたいです。
「啓蟄」は二十四節気の1つですが、二十四のうち春夏秋冬の付くもの(春分・夏至・秋分・冬至、立春・立夏・立秋・立冬)以外、あまり意識して過ごすことは無い気がします。
天気予報で「今日は啓蟄です」と言っているのを聞いた時になるほどと思っても、次に来る春分の日の方が印象としては残りやすい。農業などの職業に関わっていれば別なのだろうと思いますが。
シンガポールでは日本にいる時より中国の文化に接する機会があるので、少し二十四節気を意識することは多いかも知れません。
中でも改めて考えたのがお茶の美味しい季節。
日本茶はその昔習った「夏も近づく八十八夜♪」の茶摘みの歌の通り、八十八夜に摘んだお茶が極上とされていますし、この後に店先にたくさん新茶が並ぶようになりますが、中国茶、中でも中国緑茶は「明前茶」と言って、清明節の前に積んだお茶が最上なのだそうです。
「清明」は4月の上旬頃で、"万物がすがすがしく明るく美しい頃"を表す節気です。
沖縄の主に中南部には、清明(しーみー)と言ってこの日に家族親戚が門中(父系の血縁集団)墓の前に集ってご馳走をお供えする習慣がありますが、これも元々は中国から伝わった習慣です。
以前日本から中国に旅行した時は詳しく知らずに「緑茶」「鉄観音」などを買い込んで帰りましたが、季節を選んで購入すれば更に美味しいお茶に出会えるということなんですね。
今年は明前茶を意識して飲んでみたいと思います。
でも、、
茶葉そのものよりも、こんな美しいお茶に心を奪われがちだったりするのですけれども。。。
ところで、中国茶と言えばウーロン茶のような青茶が一般的なのだと思っていたら、中国本土では70~80%の人々が緑茶を飲んでいるのだそうです。
緑茶と言っても日本茶とは異なり、加熱の時茶葉を蒸すのでは無く釜炒りする方法が主流だそうですけれども。
ちょっと節気の話から逸れちゃったかな・・?