秋葉原から神田へ(前篇)常陸野ブルーイング
日取りだけ決まっていた、なみちゃんとの飲み会。ようやく場所も決まった。
9月の土曜日、午後3時過ぎに秋葉原駅で下車。待ち合わせ時刻まで1時間ちょっと。ガード下の「SEEKBASE」にあって以前から気になっていた『常陸野ブルーイング 東京蒸溜所』を覗いてみよう。
人気のクラフトビールである常陸野ネストも当然飲めるけど、ここはジンを蒸溜している場所。ジンを飲まないでどうする。ということで、外国人も群れているレジ前ではなく、一番奥のテーブル席を目指して突き進む。
蒸溜器を目の前にしながら飲み食いできるのは、蒸溜所と同じ空間に設置されたテーブル席のみ。
お店のオネエサンによれば「最初の蒸溜(ベーススピリッツ)までは茨城で、その後の工程を東京蒸溜所で行っている」とのこと。ボタニカルについても左奥の連続蒸溜器が用いられている。プレートによれば、使われているのは、ビール醸造システムで知られる「Ziemann-Holvrieka」(中国のCIMC傘下)のハイブリッドスチル。
日の丸ジン 蔵風土をジントニックで。相方は限定の蔵風土ジンソーダ 福来みかん。
パテ・ド・カンパーニュをアテに。
ジンを造っている蒸溜器を眺めながらいただく至福。
クラフトウイスキーの品揃えもかなりのもので、販売終了している商品も飲ませてくれるようだ。次回はきっと、ウイスキーもゆっくりいただきたい。
「AKIBAのヨドバシ」でなみちゃんと合流。向かったのは、万世橋の『常陸野ブルーイング・ラボ』。馴染みのお店だけど、ご無沙汰が過ぎて、貯めていたポイントは消滅していた。
限定のグレフルラガーは品切れ。代わりに、同じ柑橘系のだいだいエールなどを注文。
さぁ乾杯。つまみは、ハム盛り合わせ。今年、八郷蒸溜所内に設けられた工房「常陸野ハム BARREL SMOKE」で生産されたハムとサラミの盛り合わせだ。
近隣の農家から一頭買いした豚を使い、日の丸ウイスキーの樽でスモーク、ハムやソーセージに加工している。ノッてるなぁ、木内酒造。
鉄分濃いめのなみちゃんと、旧万世橋駅構内(マーチエキュート神田万世橋)を見学。旧ホームの遺構。
国鉄 万世橋駅前のジオラマ。辰野金吾設計の駅舎は、東京駅に似た美しい赤煉瓦造りだった。実際の駅舎は関東大震災にて消失している。
「東武ワールドスクウェア」を彷彿とさせるけど、あちらに同駅の展示はない。
神田方面へ移動して飲もう。
(つづく)
【寄り道】
常陸野ブルーイング 東京蒸溜所
常陸野ブルーイング・ラボ 神田万世橋店
(2023.09.02)